苔でお悩みの方必見!

外壁塗装するきっかけの中で上位に入るのが外壁の苔汚れです。
では、実際にはどのような原因により生えるのかはご存知でしょうか。
原因について知るとともに、ご自宅の外壁に適切な対策を施して綺麗な外壁を保ちましょう。

□外壁に苔が生えやすい原因とは

苔が好む環境状態は水分や汚れ、淀んだ空気、日陰のある環境です。
日光が当たらない、日陰になる箇所は特に苔が発生しやすくなります。
増殖させないためにも、外壁に湿気や水分を蓄積させない、風通しの良い環境にすることが大切ですが、以下のような悪条件が重なると湿気が蓄積されてしまいます。

1つ目は周囲の環境です。
先ほども述べた通り、湿度が高い場所は、苔や藻が成長しやすい環境になります。
特に樹木や森、川が近くにある場所では湿度が高くなりやすく、空気中に漂う胞子が外壁に付着しやすい環境となるでしょう。

2つ目は日当たりや風通しです。
日当たりや風通しが悪い場所も危険です。
例えば高い塀に囲まれて日当たりの悪い場所や、隣家と密接している住宅街は、日光があまり当たらず風通しが悪く、苔が発生しやすい条件を作ってしまいます。

3つ目は築年数の経過による原因です。
築年数が経過も発生原因となります。
家の外壁材には、予め防水加工のある塗料が塗られていますが、経年により塗料の効果が薄くなると、苔が発生します。

□苔がもたらす危険とは

外壁に付着する苔は、「見栄えが良くない」程度にしか思わない方も多いかもしれませんが、放置することで身体にも外壁にも悪影響をもたらす危険なものです。
以下のような苔には特に注意しましょう。

1つ目は表面の苔です。
外壁にうっすらと付着しているものについては、外壁に危害を与える危険度は低いですが、胞子がもたらす健康への被害は要注意です。
家のすぐそばに苔があると、家の中にも胞子が入りやすい状態になっています。
実際に胞子を吸い込むことで起こるアレルギーもいくつかあります。
苔が発生したら、苔だけではなく、発生するカビにも注意しなくてはなりません。
健康状態を保つためにも拭き取れる苔は取り除きましょう。

2つ目は壁に根を張っている苔です。
苔は菌類ですので、環境が良いと根を張ってどんどん増殖してしまいます。
外壁にずっと付着している状態が続くと、外壁が脆くなり崩れやすい原因となります。
触るだけで剥がれてくる状態になると、いち早く外壁補修が必要な状態と言えるでしょう。

3つ目は水分を溜め込んでいる苔です。
この種類が一番厄介な状態となります。
それが外壁に根付くということは、外壁の内部が常に水を溜め込んでいることになります。
外壁の内部が湿ったままだと弱く脆くなり、最後は補修さえできない状態になってしまう可能性も考えられます。
初期状態だから安心というわけではないので、気づいたら早めに対処しましょう。

□外壁に付いた苔の掃除の仕方とは

表面に苔が付着しているのならば、軽く濡らした布でふき取ることで落とせます。
ブラシやスポンジでも落とせますが、注意点として外壁を傷つけないような柔らかい物を使いましょう。
泥や苔を取る際に注意したい点は、強い力で何度もこすることや、「固いたわし」の使用は避けるということです。
外壁に傷が付くと、そこに汚れやコケがたまり、塗料が剥がれ、劣化しやすくなります。
水だけでは落ちない苔ならば、専用の薬剤を使ってみましょう。
汚れ落としだけでなく再発防止の効果もあります。
ご自分でお手入れをされる場合は、優しく拭きとる・専用洗剤を使う方法がおすすめです。

外壁の汚れ落しのために高圧洗浄機を使用しても良いのかといった疑問が上がります。
結論を言うとあまりおすすめしません。
理由は、外壁を傷つける可能性が出てくるからです。
高圧洗浄機は、文字通り高圧の水を噴射し、汚れを落とす機械です。

高圧洗浄機を使って外壁掃除すると、一時は綺麗になったように見えます。
便利な上、パワーが強いので、汚れ落としには適していますが、塗料が剥がれ防水性が弱まり「コケが生えやすい状態」にしてしまう心配があります。
細かい傷ができると、苔の胞子が入り込んでしまう可能性も考えられます。
ブロック塀は心配ないのですが、外壁の傷を防ぐためにも、圧力を調整しながら使いましょう。

使用する上で、水圧の調整や「同じ箇所に当て続けない」「シーリングには当てない」といったことに注意が必要です。
同じ場所に当て続けると、劣化が早まるので、程よい水圧状態を保ち、同じ箇所に集中させずに汚れを落とすことがポイントです。
また、水圧が高いままシーリングを掃除すると、劣化を早めます。
シーリングとは外壁の継ぎ目を埋める合成ゴムで固められた部分です。
そこが傷つくと、傷んだところから雨水や外壁内部を破損する原因となるので当てすぎや直撃は避けましょう。

苔でお悩みの方は参考にしてみてください。

 

屋根塗装の際の縁切りとは?

「福山市周辺で屋根塗装を検討している」
「屋根塗装の縁切りとはなんのことだろう」
このようにお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、屋根塗装の際の縁切りについて解説します。

□屋根塗装の際の縁切りとは?

屋根塗装の「縁切り」とは、塗装後に塗料が乾燥してふさがってしまった隙間の塗膜を切って、雨水などの抜け道を用意する工程のことをいいます。

スレート瓦の屋根をローラーなどを使って塗装すると、瓦と瓦の間に塗料が入り込んでしまいます。
塗料が乾燥すると、瓦と瓦のわずかな隙間が塗料でふさがった状態になってしまいます。
この隙間を開けるために、縁切りが必要なのです。

屋根に雨水が降り注いだとき、瓦と瓦の間を雨水が抜けて、屋根内部に留まらないような構造になっています。
しかし、すきまが塗料でふさがってしまうと雨水の抜け道がなくなるので、屋根内部に雨水が侵入してしまいます。
この状態が続くと、雨漏りや木材が傷んでしまう原因になります。

雨漏りはなかなか症状が目に見えません。
気づいた時には、住宅内部にまで浸水するなど重症化してしまっているケースが多いです。
縁切りは瓦の重ね目の塗膜を一つずつ除去するので手間がかかる作業ですが、縁切りを怠ってしまうと住宅に大きな影響があります。

一般的に縁切りが必要なのは、新築後の2回目以降に屋根塗装を行う場合です。
万が一、縁が塞がっている場合は、新築後初めて屋根塗装を行う場合でも縁切りが必要です。
塗装業者に確認してもらいましょう。

□屋根塗装の縁切りで得られる効果とは?

*雨漏りを防ぐ

先述の通り、縁切りをする最も大きな目的は雨漏りの防止です。
強風時や大雨時には、構造上どうしても屋根材の下に雨水が入り込んでしまいます。
そのため、雨水を排出するための隙間が必要なのです。
スレート瓦の屋根材には溝があるので、屋根材の下に侵入した雨水を排出できるようにするために必要な仕組みです。

しかし、屋根塗装の際の塗膜がこの溝をふさいでしまうと、雨水の通り道がなくなってしまうので、屋根下地の腐食や雨漏りにつながります。
これらを防止するために、縁切りという作業が必要なのです。

*内部結露を防止する

結露とは、物資の内側と外側の気温差が生じた際に、水分が発生する現象のことです。
冷たい水をコップに注いでおいておくと、コップの外側に水滴が付着する現象を思い浮かべると理解しやすいでしょう。

室内の温かい空気は、上昇して天井付近に到達し、屋根裏にまで上昇していきます。
屋根の外側は外気と接しているので、夜は冷たい空気にさらされています。
ここで気温差が発生しているので、結露が発生してしまうのです。

縁切りで屋根に隙間を作らないと、屋根裏で内部結露した水分がたまってしまうので、屋根内部の断熱材や木材が腐食してしまう原因になってしまいます。

□縁切りが不要な屋根とは?

勾配が急な屋根には、縁切りをする必要はありません。
具体的には、5~6寸勾配以上の傾斜がある屋根を指します。
屋根のもともとの傾斜のおかげで水はけがよく、乾燥した塗料も隙間にとどまりにくいので、雨漏りの心配も必要ありません。

また、経年劣化で屋根が反っている場合も縁切りをしなくてよいケースがあります。
スレート屋根は、築7年から8年を過ぎると、経年劣化によって先端が反りあがってくることがあります。
反りあがって3ミリメートルから5ミリメートルほどの隙間が生じている場合は、縁切りをする必要はありません。
すきまが塗膜でふさがってしまうことがないためです。

日当たりの良い南側の屋根のほうが、スレート瓦の反りが生じやすいです。
そのため、同じ住宅でも、一つの屋根面だけ縁切りの必要はなく、それ以外の面は縁切りが必要というケースもあります。
屋根塗装を行う際は、しっかりと屋根の点検をしてもらい、縁切りが必要かどうかをチェックしてもらいましょう。

屋根塗装をお考えの方は、参考にしてみてください。ご不明点がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

 

外壁塗装で色褪せが生じる原因とは?

福山市で外壁塗装をお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、色褪せについてです。
外壁塗装では、どうして色褪せが生じてしまうのでしょうか。
また、色褪せを解消するにはどのような方法を用いれば良いのでしょうか。
この記事では、外壁塗装における色褪せについて解説します。
ぜひお役立てください。

外壁塗装における色褪せの原因とは?

外壁の色褪せはなぜ起きてしまうのでしょうか。
色褪せが生じる原因としては、大きく分けて2つあります。

まず1つ目は、太陽からの紫外線による色素の劣化が挙げられます。
外壁は、紫外線エネルギーに晒され続けることによって劣化していき、色褪せを引き起こしてしまいます。
色を構成する顔料の原子が、そのエネルギーによって破壊され、色味が変わってしまうからです。

このことから、日当たりの良い南側に色褪せが見られる場合は、この紫外線による劣化である可能性が高いと言えます。
ただし色の原子にも光に対する強さに差があるため、色によって色褪せのしにくさにさが出てくくるということも頭に入れておきましょう。

次に2つ目は、化学変化による変質です。
化学変化による変質も色褪せの原因になります。
特に材質が金属である場合にわかりやすいのですが、酸化等の化学変化によって変質してしまい、色が変わったことで色褪せしたように見えてしまいます。

酸素や水、紫外線などの様々な要素によって、素材そのものが変質し、色が変わってしまうのです。
たとえば、鉄であればサビが出て赤や黒に変色してしまいます。

色褪せを解消するための方法とは?

ここまで、色褪せの原因を紹介してきました。
では、そんな色褪せを解消するためにはどのような方法が考えられるでしょうか。
解消法として最も効果的なのは、定期的な塗り替えです。

物理的にどうしても避けられない色褪せですが、色褪せしにくい色を選択したり、色褪せしにくい塗料を選択したりすることにより、その進行を遅くできるのです。

*色褪せしにくい色を選択する

色には色褪せしにくい色と色褪せしやすい色があります。
このうち、色褪せしにくい色を選択することで、色褪せするスピードを遅くできるのです。
具体的には、白色や黒色が該当します。

また、色褪せが必ず起こるという事実から考えて、そもそも色褪せしても目立ちにくい色を選ぶのも1つの案です。
たとえば、クリーム系やベージュ系の色が該当します。

*色褪せしにくい塗料を選択する

色褪せしにくいかどうかの判断には塗料の機能が大きく関わってきます。
白色は色褪せしにくいものの、顔料に含まれる酸化チタンの性質から、太陽光に当たると色褪せているように見えてしまうのです。

そこで色褪せしにくい塗料を選ぶ際には、耐光性の高さを基準として選ぶと良いでしょう。
近年では耐光性が高く、かつ仕上がりに優れた塗料も売り出されているため、一度検討してみることをおすすめします。

外壁塗装をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ご不明点がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

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