外壁コーキングの寿命はどれくらい?

自宅の外壁を維持し、長く住み続けるためには、外壁コーキングのメンテナンスが欠かせません。

しかし、外壁コーキングの重要性や、その寿命やメンテナンス方法について疑問を持っている方も多いでしょう。

そこで今回は外壁コーキングの寿命や劣化のサインについて解説します。

□コーキング材の基本的な役割

コーキング材は、外壁を構成するさまざまな材料間に存在し、これらが直接接触するのを避けることで外壁の損傷を防ぎます。

また、コーキング材は雨水や湿気などの外部からの侵入を防ぎ、外壁内部の材料を守るバリアのような役割を果たします。

このようにして、コーキングは建物の耐久性を高め、長寿命化に貢献しています。

□コーキング寿命の決定要因

コーキング材の寿命を左右する主な要因は、日本の厳しい気候変動と紫外線の影響です。

日本の四季は外壁材の伸縮に大きく関わり、これに伴う外壁材とコーキング材の連続した動きは、コーキング材に大きなストレスを与えます。

また、紫外線はコーキング材の弾力性を低下させ、ひび割れや剥がれの原因となります。

□コーキング寿命切れのリスクと影響

コーキングが劣化すると、外壁の保護機能が低下し、雨水や湿気が内部に侵入するリスクが高まります。

これにより、内部構造の腐食、カビの発生、断熱性の低下など、様々な問題が生じる可能性があります。

長期的には、これらの問題が建物の寿命を短くし、修復コストの増大につながることもあるので注意が必要です。

□定期的なメンテナンスの重要性

コーキングの劣化を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。

家を新築してから5年が経過したら、コーキングの状態をチェックして必要に応じて、専門家による補修や交換を検討することが重要です。

これにより、外壁の健康を保ち、住宅の寿命を延ばせます。

★コーキングの劣化を見分ける方法

外壁コーキングの劣化は、時に予想よりも早く進行することがあります。

劣化の初期段階で対処することは、外壁の長期的な保護にとって非常に重要です。

以下では、コーキングの劣化のサインとそれを見分ける4つのポイントについて解説します。

□ブリード現象の認識

ブリード現象は、コーキングが黒く変色し、べたつきを伴う現象です。

これは、コーキング内の可塑剤が表面に浮き出てくることにより生じます。

ブリード現象は、コーキングの劣化を示す兆候で美観を損ねるだけでなく、耐久性の低下も引き起こします。

ブリード現象を確認した場合、早めの対処が求められます。

□硬化と肉瘦せの兆候

コーキングが硬化し、弾力性を失うと、肉痩せと呼ばれる現象が発生します。

これは、コーキングが縮んで隙間ができる状態を指します。

肉痩せが生じると、雨水が侵入しやすくなり、外壁へのダメージも大きいです。

硬化や肉痩せが見られた場合、コーキングの機能が低下している可能性が高いため、補修が必要です。

□ひび割れと剥がれの発生

コーキングの劣化が進行すると、ひび割れや剥がれが顕著になります。

これらは、コーキングが外壁との間で適切に機能していない証拠です。

ひび割れや剥がれは、外壁の下地が露出し、雨水の侵入を許す深刻な状態です。

上記2つの症状が確認できた場合、迅速な補修が求められます。

□外壁材の状態との関連性

コーキングの状態をチェックする際には、

サイディングボードやモルタルなどの外壁材の状態も同時に確認することが重要です。

外壁材にも劣化のサインが見られる場合、コーキングと一緒に適切なメンテナンスを行うことが望ましいです。

 

 

 

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