ALC外壁は軽くて丈夫、さらに断熱性や耐火性にも優れた人気の外壁材です。
しかし、その性能を長く保つためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
放っておくと、吸水やひび割れが進行し、建物の寿命を縮めてしまうことも…。
この記事では、ALC外壁の特徴やメリット、劣化のサイン、そして塗装の重要性について分かりやすく解説いたします!
ALC外壁とは?特徴と他の外壁との違い
ALC外壁とは「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる素材を使った外壁のことです。
コンクリートでありながら軽く、断熱性や耐火性に優れていることが大きな特徴です。
表面には細かな気泡がたくさん含まれており、熱を通しにくい構造になっています。
そのため、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を保ちやすいのが魅力です。
また、一般的なサイディング外壁やモルタル外壁に比べて厚みがあり、遮音性も高いのがポイントです。
音を通しにくいため、静かな住環境を求める方にも人気があります!
ALC外壁のメリット
ALC外壁のメリットは、まず何といっても「耐久性の高さ」です。
耐火性・断熱性・遮音性の3拍子が揃っており、快適で安全な住まいを支えます。
主なメリットを挙げると…
・火に強い! コンクリート系素材のため、火災時にも延焼しにくい
・断熱性能が高い! 室内の温度変化を緩やかにしてくれる
・音を遮る効果が高い! 交通量の多い道路沿いの住宅にもおすすめ
また、素材自体の強度があるため、地震の揺れによる変形にも比較的強いです。適切な塗装メンテナンスを行えば長期間にわたって美観と性能を維持できます!
ALC外壁が劣化するとどうなる?注意点や症状
ALC外壁にとって塗装は「美観を整えるため」だけでなく、大切な保護機能です。塗膜がしっかりしていれば、雨水の侵入を防ぎ、劣化の進行を遅らせることができます。
特に、ALCは吸水性が高いため、他の外壁材以上に塗装の状態が重要です。
塗膜が劣化すると雨水が内部へ染み込み、冬場には凍害(凍結による膨張破損)を起こすこともあります。
塗料には、シリコン系やフッ素系などさまざまな種類がありますが、ALCの性質に合ったものを選ぶことがポイントです。まずは、専門業者に現地調査を依頼してみましょう!
ALC外壁は多機能で優れた外壁材ですが、吸水性が高いという特徴から塗装による防水保護がとても重要です。
定期的に点検を行い、劣化のサインを見逃さないことが建物を長持ちさせる秘訣ですね。
チョーキングやひび割れを見つけたら、早めの対応を心がけましょう。