付帯部ってどこ?塗装の必要性は?外壁との同時施工をおすすめします!

建物の付帯部(ふたいぶ)とはどこを指すのでしょうか。何となくここかな?と思い浮かんだ箇所がありますよね。「付帯部って何?」「そもそも付帯部って塗装しなければいけないの?」付帯部に関する疑問はたくさん出てくるかと思います。

今回の記事では、外壁塗装における付帯部についてどの箇所を指すのか、塗装の必要性と外壁と同時の施工をおすすめする3つの理由をご紹介したいと思います。

□外壁塗装における付帯部とは、雨樋や軒天など、屋根や外壁以外の塗装部位を指します。

塗装をおすすめする付帯部

★雨樋(あまどい)… 雨樋は、外壁・屋根の周辺に付帯しています。戸建て住宅の多くに採用されている雨樋は、塩化ビニルというプラスチック製品です。プラスチックは衝撃に弱く、紫外線の影響をうけやすいのが特徴で、塗装せずに長期間紫外線等のダメージが加わると、最終的に割れてしまいます。中には、塗装しなくても良い素材の雨樋もありますので、外装塗装業者に確認してもらうと安心です。

★軒天(のきてん)… ベランダ・屋根の裏側の部分を指す軒天も塗装をおすすめします。軒天は、屋根の湿気を逃してくれる役割がある箇所なので、透湿性の高い専用の塗料で保護することが大切です。

★破風板(はふ)…屋根の側面に付いている破風は、様々な種類が存在します。破風板の主な素材は木材・ケイカル板です。木材は特に劣化が早いので、美観維持・素材の状態保持のためにも塗装がおすすめです。

★庇(ひさし)…庇の素材は、スチール(鉄)であることが多いです。鉄は濡れたまま放置すると、どんどん錆びてきてしまいます。錆が進行するとそこから穴が開いてしまい、その穴から雨水が浸水し、室内の雨漏りへと発展してしまいます。雨漏り対策のためにも、庇の塗装は必要になってきます。

★雨戸・戸袋・シャッターボックス…窓を保護する役割の雨戸・戸袋・シャッターボックスも、庇同様、スチール(鉄)でできております。素材が・銅板・アルミである場合は塗装不要になります。

★換気フード・水切り…外壁に付帯している換気フードや、基礎と外壁の間にある水切りもスチール(鉄)素材の場合は塗装が必要になってきます。換気フードは目立たず、水切りも地面に近い位置にあるので業者が気付かない場合もあります。外壁塗装工事を依頼する際は、契約内容に含まれているかチェックしましょう。

★幕板(まくいた)…飾り板である幕板は、破風板と同様の素材で施工されている場合が多いため、塗装が必要です。メンテナンスを怠ると、美観が損なわれる上に、耐久性も落ちてきてしまいます。劣化が進むと、交換が必要になるケースも発生するため、定期的な塗装が必要な箇所です

★ウッドデッキ   ★門塀

□付帯部塗装は素材を確認!

付帯部塗装が必要か不必要かの判断は、素材にあります。塗装しなくも良い素材を塗装してしまうと、逆に劣化の恐れがあるので注意が必要です。付帯部がどの素材でできているかはとても重要なので、はじめての外壁塗装の際は、きちんと業者に確認してもらいましょう!

□外壁と同時に付帯部塗装をおすすめする理由

★別々で施工することで結果的にコストがかかる

★付帯部の劣化・破損を防ぐ

★付帯部塗装をしないと美観が損なわれる

外壁塗装における付帯部とはどの箇所を指すのか、付帯部塗装の必要性と外壁と同時に施工した方が良い理由をご紹介しました!ペンテックでは屋根や外壁と同時の施工をおすすめしておりますが、付帯部のみの塗装のご相談も承っております!ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

一戸建てにお住まいの方へ!外壁塗装の塗装期間と工程をご紹介します!

一戸建て住宅にお住まいの方で外壁塗装の塗装期間と工程が分からないという方はいらっしゃいませんか。
外壁塗装は住宅を維持するために大切な作業ですが、あまり重要視されていな方が多いです。

塗装期間と工程をしっかりと把握しておかないと悪徳な業者に騙されたり、失敗してしまったりする可能性が高いです。

今回の記事では、塗装期間と工程や信頼できる外壁塗装業者の特徴や外壁塗装の日程について把握すべきポイントについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□一戸建ての外壁塗装の塗装期間と工程についてご紹介!

一戸建ての住宅を外壁塗装するのにかかる塗装期間はどれくらいなのでしょうか。
結論から申し上げますと、一戸建ての外壁塗装の期間はトータルで2週間です。
もちろん、天候や季節によって塗装の期間は変わるので、あくまで参考までにしてくださいね。
この章では、14日間の工程に分けてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

・1日目:足場組立工事

戸建ての住宅の場合は、約半日ほどで足場の組み立てが完了します。
この作業は雨天でも実施できるので、足場の組み立ては延期にはなりません。
ただし、この作業では、騒音の問題が起こりがちです。
事前にご近所に挨拶回りをしておくようにしてくださいね。

・2~3日目:コーキング工事

コーキング工事は外壁材がサイディングやALC工事の場合に行う工事のことです。
ただし、モルタル外壁の場合でもひび割れ補修を行う場合には実施する場合があることも注意してください。

使用するコーキング材によって変わりますが、乾燥させるために時間をおいておく必要があるので、冬場のように乾燥がしにくい環境の場合にはこの工期が伸びる可能性があります。

・4日目:高圧洗浄

屋根塗装をする場合には屋根の上から下の外壁にかけて順番に洗浄します。
雨天でも施工可能なので、安心してくださいね。
なお、高圧洗浄においても機械の音がしたり、外壁と水が当たる音がしたりするので、不快になる可能性があります。

・5~6日目:養生

外壁塗装を行う際には、塗料が飛散しないように、塗装しない箇所を養生する作業が必要になります。

・7~10日目:外壁塗装・屋根塗装

外壁のみを塗装する場合には2から4日の期間が必要になります。
外壁塗装は一つの塗料を塗るのではなく、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで行われます。

そして、このすべての行程に乾燥するための時間を設けなければいけないので、天候によっては作業が伸びてしまう可能性があります。

塗料の臭いで近所に迷惑をかけてしまう可能性があります。
事前に近所に挨拶回りをしておくのがおすすめです。

・11~12日目:付帯塗装

付帯部とはサッシや雨どいの外壁や屋根以外の細かい部分を指します。
付帯部は中塗りと上塗りの2工程のみであることが多いので、約2日とみていただいて大丈夫です。

・13日目:最終点検・足場解体

足場の一番上の段から塗り残しが残っていないか最終的なチェックを行います。
足場を解体してしまうと、この作業が出来ないので最後に入念なチェックを行います。
最終点検をクリアすると足場解体作業にうつります。

・14日目:清掃・引き渡し

最終点検が終わったら、工事で出てしまったゴミをきれいにして持って帰ります。
不用品の処分も有償で行ってくれる場合があるので、相談してみてくださいね。

塗装のために移動していた植木や備品の位置も元に戻します。

これらの作業がすべて終わると外壁塗装の完了です。

苔でお悩みの方必見!

外壁塗装するきっかけの中で上位に入るのが外壁の苔汚れです。
では、実際にはどのような原因により生えるのかはご存知でしょうか。
原因について知るとともに、ご自宅の外壁に適切な対策を施して綺麗な外壁を保ちましょう。

□外壁に苔が生えやすい原因とは

苔が好む環境状態は水分や汚れ、淀んだ空気、日陰のある環境です。
日光が当たらない、日陰になる箇所は特に苔が発生しやすくなります。
増殖させないためにも、外壁に湿気や水分を蓄積させない、風通しの良い環境にすることが大切ですが、以下のような悪条件が重なると湿気が蓄積されてしまいます。

1つ目は周囲の環境です。
先ほども述べた通り、湿度が高い場所は、苔や藻が成長しやすい環境になります。
特に樹木や森、川が近くにある場所では湿度が高くなりやすく、空気中に漂う胞子が外壁に付着しやすい環境となるでしょう。

2つ目は日当たりや風通しです。
日当たりや風通しが悪い場所も危険です。
例えば高い塀に囲まれて日当たりの悪い場所や、隣家と密接している住宅街は、日光があまり当たらず風通しが悪く、苔が発生しやすい条件を作ってしまいます。

3つ目は築年数の経過による原因です。
築年数が経過も発生原因となります。
家の外壁材には、予め防水加工のある塗料が塗られていますが、経年により塗料の効果が薄くなると、苔が発生します。

□苔がもたらす危険とは

外壁に付着する苔は、「見栄えが良くない」程度にしか思わない方も多いかもしれませんが、放置することで身体にも外壁にも悪影響をもたらす危険なものです。
以下のような苔には特に注意しましょう。

1つ目は表面の苔です。
外壁にうっすらと付着しているものについては、外壁に危害を与える危険度は低いですが、胞子がもたらす健康への被害は要注意です。
家のすぐそばに苔があると、家の中にも胞子が入りやすい状態になっています。
実際に胞子を吸い込むことで起こるアレルギーもいくつかあります。
苔が発生したら、苔だけではなく、発生するカビにも注意しなくてはなりません。
健康状態を保つためにも拭き取れる苔は取り除きましょう。

2つ目は壁に根を張っている苔です。
苔は菌類ですので、環境が良いと根を張ってどんどん増殖してしまいます。
外壁にずっと付着している状態が続くと、外壁が脆くなり崩れやすい原因となります。
触るだけで剥がれてくる状態になると、いち早く外壁補修が必要な状態と言えるでしょう。

3つ目は水分を溜め込んでいる苔です。
この種類が一番厄介な状態となります。
それが外壁に根付くということは、外壁の内部が常に水を溜め込んでいることになります。
外壁の内部が湿ったままだと弱く脆くなり、最後は補修さえできない状態になってしまう可能性も考えられます。
初期状態だから安心というわけではないので、気づいたら早めに対処しましょう。

□外壁に付いた苔の掃除の仕方とは

表面に苔が付着しているのならば、軽く濡らした布でふき取ることで落とせます。
ブラシやスポンジでも落とせますが、注意点として外壁を傷つけないような柔らかい物を使いましょう。
泥や苔を取る際に注意したい点は、強い力で何度もこすることや、「固いたわし」の使用は避けるということです。
外壁に傷が付くと、そこに汚れやコケがたまり、塗料が剥がれ、劣化しやすくなります。
水だけでは落ちない苔ならば、専用の薬剤を使ってみましょう。
汚れ落としだけでなく再発防止の効果もあります。
ご自分でお手入れをされる場合は、優しく拭きとる・専用洗剤を使う方法がおすすめです。

外壁の汚れ落しのために高圧洗浄機を使用しても良いのかといった疑問が上がります。
結論を言うとあまりおすすめしません。
理由は、外壁を傷つける可能性が出てくるからです。
高圧洗浄機は、文字通り高圧の水を噴射し、汚れを落とす機械です。

高圧洗浄機を使って外壁掃除すると、一時は綺麗になったように見えます。
便利な上、パワーが強いので、汚れ落としには適していますが、塗料が剥がれ防水性が弱まり「コケが生えやすい状態」にしてしまう心配があります。
細かい傷ができると、苔の胞子が入り込んでしまう可能性も考えられます。
ブロック塀は心配ないのですが、外壁の傷を防ぐためにも、圧力を調整しながら使いましょう。

使用する上で、水圧の調整や「同じ箇所に当て続けない」「シーリングには当てない」といったことに注意が必要です。
同じ場所に当て続けると、劣化が早まるので、程よい水圧状態を保ち、同じ箇所に集中させずに汚れを落とすことがポイントです。
また、水圧が高いままシーリングを掃除すると、劣化を早めます。
シーリングとは外壁の継ぎ目を埋める合成ゴムで固められた部分です。
そこが傷つくと、傷んだところから雨水や外壁内部を破損する原因となるので当てすぎや直撃は避けましょう。

苔でお悩みの方は参考にしてみてください。

 

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